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1月31日から2月3日かけて3泊4日で台湾へオタク的な海外旅行をしてきました。

海外旅行は3回目で(しつこい?)、上海・韓国とオタク文化が発展している場所を選んで
きましたが、今回はおそらくアジア圏だけでなく、世界的にも日本に次ぐであろうオタク
文化が発展している台湾を選択してみました。

台湾では、日本のコミックマーケットに相当する台湾最大のオタクイベント「Fancy Frontier13
に参加させていただき、台湾のコスプレ彼女さんや同人誌即売会で日本から参加した企業さん、
サークルさんなどの撮影をさせていただき、また、事前に多くのサイトさんや台湾観光サイト、
旅行本を調べさせていただき、台湾のオタク街を周ってきました。
ということで、恒例となっている私が歩き・感じたオタク文化からその土地のオタク事情を考察
していきたい、と思います。

あくまで、個人の考えなので絶対ではありません。また、不確定な情報から考察している
こともありますが、そこらへんは生暖かい目で見てください。


では、台湾のオタク事情を考察します。

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まずは、台湾最大のオタクイベント「Fancy Frontier13」を中心に考察します。

台湾の桃園空港からホテルに向かい、荷物を置いて真っ先に向かったのが台湾大学で行われた
FF13ですが、会場となった台湾大学は日本の大学同様、広大な敷地の中にあり、多くのスポーツ
施設に恵まれた会場となっていました。
大学での開催と言うことで、私は大学生中心で開催されたローカルイベント的なイメージを持って
いました。しかし、参加者を見ると大学生ぐらいの年齢の人はもちろんですが、中高生に
社会人らしき人、特に顕著だったのが20代の女性が多いこと。韓国のコミケイベント「コミック
ワールド」では、韓国の文化「漫画は子供が見るモノ」というのがあって、中高生が大半だった
のですが、台湾は本当に10~30代まんべんなく、参加されていたように見えました。
コスプレイヤーを見ても、若い方も多いものの20代の方も少なくない。

また、台湾を訪れるきっかけになった「台湾のコスプレ流行に時差なし」ですが、本当に時差なし
だった!!現在進行形で放映されている作品はもちろん、日本でも根強い人気がある作品の
コスプレイヤーさんがいらっしゃた。日本では、古い!と思われがちな作品も海外人気の高い
作品として、コスプレしている方も少なくなかった。エロゲのコスプレも多い。アニメ作品に
なたエロゲじゃなく、普通にPCオンリーの作品も多かった。
にしても、台湾の女性は本当にキレイな方が多かった。エロい目線で申し訳ないのですが本当に
足長くてキレイ。台湾の書店には、日本のファッション雑誌が普通に販売されているせいもある
のか、ファッションセンスも日本と全然、変わらない。だから、普通に歩いている女性にときめ
いてしまうわけで・・・。
と、話がそれてしまいましたが、台湾のコスプレ文化は日本に匹敵するレベルにある!!
もちろん、ネタ的なコスプレイヤーのレベルも高い!!
台湾へこれから行こうと考えているオタクの方には、台湾コスプレ彼女さんを見ることを
オススメします!!

次は、同人誌を考察する。

一応、会場で台湾のサークルさんから何冊か同人誌を購入したのですが・・・・。
韓国の同人誌即売会では、私が探す限り18禁の同人誌は皆無。ただし、腐女子系の同人誌は
多かった。私は、当初、台湾でも18禁はNGと考えていました。やっぱり、こういったエロ文化
は日本が異常発達した結果だろうなぁ、と思っていました。
実際、私が購入したガンダム00モノ3冊を購入したのですが、うち2冊が18禁!!!
表紙は至って、普通の同人誌。日本では、表紙のエロいイラストを観て18禁同人誌を購入する
と思うのですが、これじゃあ18禁かどうか判別しようがないような・・・。(でも、一応、
ADULT ONLYの文字はありますが・・・、やっぱイラスト判別でしょう!)

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一応、”わいせつ物”ということで日本の税関を通らないので台湾に置いてきましたが、
まぁ、日本と同様、内容はエロい。十分、日本でも通用する?

1冊、100元~200元ぐらいだから、台湾の物価から考えるとちょっと高めなのかな?
一応、台湾でも腐女子は多いみたいで、腐った視線は日本とまったく変わりありませんでした。

では、台湾のオタク事情を確信を突こうと思います。

FF13でも感じた疑問なのですが、なぜ、オタク文化がここまで浸透しているのか?なぜ、台湾で
流行る漫画・アニメに時差がないのか?

台湾の文化レベルは、日本と大差がなく台湾を歩いていても日本との文化の差を感じること
はそれほど多くないです。だからと言って、オタク文化まで差がないというのは不思議に感じる
はずです。
インターネットが発達しているとはいえ、日本の最新アニメや漫画を知るには多少、アングラに
なってしまい、これほどのオタク文化が発達するとは、考えにくい。ましてや、日本のエロゲ
文化が広がっているのも。

それを解決するのが台湾のオタク街です。

すでにオタク街のレポートで触れていますが、あえて明言は避けますが、そういった商品が
手軽にかつ、リーズナブルに手に入ってしまう現状があるみたいです。
先日、残念ながらお亡くなりになられた飯島愛さんの死が台湾で反響を呼んだ、と言うニュース
がありましたが、おそらくオタク文化と同じ経緯で飯島愛さんのAV女優としての人気が確立
されたみたいです。

オタク街のレポートでも書きましたが、そういった商品は決してアングラではなく、若い人から
老齢な方まで購入している姿を観ています。商品のバリエーションにしても非常に多く、日本
に匹敵するオタク文化を構成するに十分な環境があった、と思います。
(基本的には、すごくいけないことです)

ここからは、かなりの推測です。
台湾と言う国は、歴史的にも世界的にも微妙な立ち位置にある国です。しかし、台湾という
国がすごいのは微妙な位置だからと言って、引きこもるよりもよりグローバルに進化した
結果、今の近代的な文化を得たのだと思います。
しかし、台湾と言う国は人口的に独自の文化、特にオタク文化を発展もしくは土台を作る力
がない。親日国ということもあり、オタク文化に刺激を受け、独自のオタク文化を創るより
もそのまま輸入をしてしまった為、こういった現状が発展してしまったのかもしれません。
まぁ、某国みたいに変にパクって、”自分の国が作った独創的な作品”とかはっきりと、言わ
れるより、日本のモノです!!ってはっきりいった方がまだイイ訳で・・・。(私はね)

私としては、この現状を否定的に受け取るよりも台湾にも大きなオタク文化があり、オタク
市場として日本が進出できる余地があると確信しています。それが今回FF13で企業ブースで
参加したホワイトキャンバスさんがいい前例を作ってくれたのでは?と思っています。
現在、世界的な不況が覆っている中、否定的に受け取りビジネスチャンスを失うより、肯定的
に受け取り、台湾に大きなオタク市場を開拓して行って欲しいな、と思うわけです。

私は、こういう風に海外のオタク文化を触れてきている以上、海外のオタク文化は日本的で
ありながら、各地の色が出ていてとてもおもしろく楽しいモノだと、思っています。オタク文化
が世界に広がっていくことは、日本の一オタクとして誇らしくもあり、また日本が中心に
なりえるグローバルコミュニケーションツールになれる、と信じています。

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最後になりますが、今回の台湾旅行は私個人に貴重な経験と成り、今後、自分の力になっていく
財産になる、と確信しています。
今回の旅行に際し、旅行の準備や知識を提供してくれた友人、またオタク街やオタク事情を
調べるに当たってコメントさせていただいたサイトさん、台湾で写真を取らせていただいた
コスプレイヤーの皆さん、日本から参加された企業・サークルさん、心からの感謝の気持ちを
こめさせていただき、謝謝!



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