激情版エリートヤンキー三郎 残念なレビュー

ちょっと、夕方から暇だったので新宿まで出て、映画を観てきました。
今回、見た映画が2007年にテレビ東京で実写ドラマが放映され一部の人に大人気となったヤンキー
マンガ「エリートヤンキー三郎」の劇場版。


基本的にヤンキーマンガは嫌いです。クローズとか一部の方に人気みたいですが、あんま好きじゃない
ッス。世間的には、ロリマンガだったり萌えマンガを規制しようとする動きがあるみたいですけど、社会的
影響から考えたらクローズとかのDQNケンカマンガを規制した方が遥かに犯罪率低下に繋がる、と
思うののですが・・・・。だいたい、ああいうマンガをリスペクトしているDQNは、本当にリアルと二次元を
勘違いしてケンカするから・・・。
この「エリートヤンキー三郎」は、そんなヤンキー嫌いな私が唯一、観ているヤンキーマンガです。
だって、ヤンキーがDQNなマンガだから・・・。まぁ、ドラマが面白くてマンガを買って、ハマらないけど
ヒマな時間見るに適したマンガなんですよ。

ってことで、「激情版エリートヤンキー三郎」の残念なレビューをします。













ドラマ版のキャストのむちゃっぷりが面白かったんで、激情版も面白いはず！と、思っていたんです
けど・・・・。
失禁すると凶暴化する最強の主人公・大河内三郎に元ジュノンスーパーボーイの石黒英雄。












設定15歳というムチャな配役かつ適役な河井星矢役にインパルス・板倉俊之、石井武役に
橋本じゅん。
特に橋本じゅんさんの石井のキャラ、大好きです。とても15歳wとは思えない役に、がんばっても
15歳に見えない石井さん。抜群のキャスティングです












そして、大河内三郎の兄、大河内一郎・次郎を演じるのがヤンキーマンガの大御所・小沢仁志、
和義兄弟。
激情版オリジナルキャラとして、なだぎ武と武内力が出演。
最近、武内力さん、バラエティ系の番組・ドラマ・映画に出演が多くなってますよね。元来、強面
の竹内さんは、ヤクザ・ヤンキー・裏社会系の配役が多かったですけど、実際はかなりのお笑い
好きみたいで、RIKIを含め、かなり好きな俳優さんです。










と、こんなおバカ級かつあほな映画にまさかの超大物女優・仲間由紀恵。
ドラマ版で正体不明の占い師役で出演しており、顔が隠れていた為、声だけで「あれ？これ仲間由紀恵
じゃね？」って噂になっており、最後まで正体がわからないままだったのですが・・・・。（スタッフロールの
ところにもモザイクで隠されているほど徹底された正体隠し）



















まぁ、とりあえず、仲間由紀恵に武内力、なだぎ武、意外に豪華なキャスティングながらB級ギャグドラマ
だったテレビ版のテイストを引き継いでくれるものと信じて疑わなかったんですけど・・・。

かなり悪い意味でB級映画です。
B級映画大好きな私でも「寝ようかな」と思うぐらいにつまらない作品・・・・。ドラマ版のストーリーを
引き継がず、劇場版オリジナルのストーリーなのは、いいのですが各キャラのいいところが殺され
まくっています。河井星矢の銭ゲバぶりも、石井武の総長LOVEっぷりも、そして、三郎のオタク
っぷりもまったく活かされていない。あやうく、原作無視寸前。
ドラマ版で高評価だった「無駄なVFX技術」が変なところで進化していて、かなり残念。B級ホラー
のような特殊メイクを使用したバトルシーンは、もう残念！
ストーリーも悪い意味でハチャメチャ、ストーリーとは別のところで武内力・なだぎ武がキャラ的に
面白いところもあるけど、トータル的な評価に反映されないぐらい全体が残念。
ドラマがアレだけ面白かったのに、劇場版でここまで残念な造りになるのも難しい。ある種天才的。

はっきりいって、チケ代返して・・・・。

まぁ、Mッ気のある方は見て残念な気分になるのもイイと思いますよ。


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