最近のドラマがつまらない人にお薦め深夜ドラマ！「深夜食堂」

最近のドラマがつまらない、と思ってる方が多くいらっしゃると思います。
少女コミックや人気漫画のドラマ化が多くなった昨今ですが、一向にヒットするようなドラマが生まれ
ません。録画ができるとはいえ、ドラマのある時間にテレビの前に座るほどの魅力があるドラマが
ないのは、ドラマを作る側が俳優重視の配役やら視聴者層の開拓精神不足などが上げられるみたい
ですが、とりあえずオタク的にもまったく萌えるようなドラマがまったくないわけで・・・。

エロゲとまでは行かなくても、すごくストーリーのいい漫画とかを題材にしてみては？と思うんです
けど、どうせいろんな意味でルイプされて終わるんだろうなぁ、と思ってしまうんです。でも、
本当にありますよね、ドラマ化したい漫画・エロゲとかが。

で、最近、まったくドラマにハマらなかった私が水曜日の深夜に必ず見るドラマができました。それが
「深夜食堂」です。











「深夜食堂」は、原作は小学館のビッグコミックオリジナルにて連載中で、「マンガ大賞2009」
「このマンガがすごい！2009」に選ばれた安倍夜郎氏が描いている漫画。


公式サイトによると
-舞台は繁華街の片隅にある小さな食堂。深夜０時に開店。メニューは豚汁定食だけ。
そんな一風かわったお店には、ヤクザ者、売れない役者、雀荘帰りのサラリーマン、
OL３人組、ストリッパー、新聞配達青年、わけありアイドル・・・さまざまな人が集ってくる。
客の楽しみは、他愛のない会話と、そして、「注文してくれりゃ、あるもんなら何でも作るよ」
というマスターの料理。赤いウインナー、甘い玉子焼き、猫まんま・・・リクエストされるのは、
特別なことは何もないのに、何だか無性に食べたくなるものばかり。でも、そこには様々な
ストーリーがあって・・・。繁華街の片隅の、深夜しかやっていない小さなめしやで
繰り広げられる、ユーモラスで時にビターな人間模様。-
と、説明されている。











このドラマが面白いうよりも、私を惹き付けたのが小林薫さんが演じる「深夜食堂」のマスター（名前
はない）がお客から注文して作る料理。
けっして、珍しいわけでもなく、高級でもなく、ただ懐かしくて、いつでも食べれるようでいつの間にか
食べなくなってしまった思い出のある料理。
第一話では、甘い卵焼きと赤いウィンナー。第2話では、ねこまんま。第3話では、お茶漬け。そして、
第4話がポテトサラダ。
どれも、一人暮らしをはじめて10年が経った私にとって、そういった懐かしい料理を口にしなくなり、
また親と食卓を共にしなくなって母親の味すら忘れかけている今、このドラマを見るとひどく
懐かしく、また食べたいなぁー、と郷愁の想いにとらわれてしまいます。











また、料理だけでなく、その料理にまつわる「深夜食堂」に集るワケありの人々が紡ぎ出す
ストーリーが心を打ちます。
小林薫さん演じるマスターがすごくいい味を出している。口数が少ないながらもお客の注文に
できるものならなんでも受け、そしてお店に来るお客の話をただ聞く。











凹凸があるストーリーではないのですし、マスターがそのお客の人生に大きく関わるわけでなく、
ただお客を中心に「深夜食堂」に集う人々の小さなストーリーがグッときます。











「小腹と心を満たします」
ドラマのテーマが一番しっくり来ます。











最近のマンガのドラマ化路線は、あまりいいとは思ってません。ただ、こういう「深夜食堂」のように
良質なストーリーと漫画の雰囲気を取り込める配役、こういったドラマなら大歓迎なんですけどね。

家の周りにこういう食堂がないので、外食チェーン店に頼ることが多いのですが、こういった食堂に
いきつけになりたいなぁー、って思います。かんだ食堂とかね。

ということで、かなりお薦めです。好き嫌い分かれるかも知れませんが、是非、一度。

ちなみに、スタッフブログ”今宵のごちそう”と言うブログが面白いです。