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2009年2月22日(日) 秋葉原UDX


マクロス超時空進宙式典 ~ほんとに2009年になっちゃった・・・2.22(にゃんにゃんにゃん)
だよデカルチャー!~
」(正式名称、ながっ)に行ってきました!!

このイベントは、2月7日から開催されていたスタンプラリーに参加し、秋葉原UDXにある東京アニメ
センターに設置された抽選会場にて当選することで、前半の「超時空トークショー」・後半の「超時
空進宙式典
」のチケットをGETすることで参加できるイベントでした。
参加券はそれぞれ500名が用意され、多くの方が参加され悲喜こもごもな結果となったみたい。
私は、運良く両方のイベントの参加券をGETすることができ、最初から最後まで参加することが
できました!

はっきり言って、感激・感動のデカルチャーの嵐!!
ということで、この一大イベント「マクロス超時空進宙式典」の全てをレポートしたい、と思います!

お待たせいたしました!!ここからは、イベントの様子を掲載します。まずは、「超時空トークショー」
前半部Aパートから掲載します。

090222-macros-top-1.jpg











では、「超時空トークショー」のAパートとなる”マクロス誕生秘話”を掲載します。
注:多少、聞き違いや文章を起こす上で加筆しています。

このトークショーに登場したのは、監督・河森 正治 キャラデザ・美樹本 晴彦 メカデザ・
宮武 一貴。
(基本、敬称を略します)

-マクロス誕生秘話-

最初に河森からマクロスとマクロスFの関係を説明。
司会「では、リン・ミンメイなどのキャラクターデザインをした美樹本さんにお話を聞きます。
マクロスがデビュー作だったんですか?」


美樹本「マクロスがデビュー作というわけではないが、作品のキャラクターデザインを手が
けたのはこの作品が初めて。」

司会「マクロスエースで”マクロスファースト”を描いてますが」

美樹本「27年前に放送されたマクロスをまさか現代になってまた書くことになるとは思わな
かった。ストーリーが完結するまでに、後何年かかることやら。その年まで書いているのか、
不安もあります。」


司会「続きまして、マクロスをデザインをした宮武さん。マクロスはどういったイメージで
作り出したのか?」


宮武「戦艦を寝てるものを立たせれば人になるんじゃないかという発想。」

司会「実は、お三方のマクロスが放送される前に行われたマクロスの製作発表の映像が
残っていました」


ここで3人の秘蔵映像”マクロスの製作発表”が映し出される(河森、美樹本が22歳のときのもの、
とりあえずめちゃめちゃ若い河森さんが映し出されるw)。お三方・会場、苦笑
司会
「マクロスという作品にかかわることになったきっかけは?」


河森「宇宙戦艦ヤマトにあこがれて、中3のときにスタジオぬえに見学に行ったのがきっかけ。
何度か行くうちに、仕事の手伝いをしてみないかといわれて手伝うようになった。その後、
美樹本が遊びに来るようになった。
マクロスが産み出されたきっかけは、当時、スタジオぬえがガンダムに関わっていて、その横
でなんか面白い作品が出来ないかということになり、ガンダムと違うモノを作ろう、と思い
そうだ歌手を入れてみよう」ということになった。」


司会「当時、大変だった、楽しかったこととかありますか」

河森「バルキリーの製作ですかね。ガウォークが出来上がるまでに2年かかり、その後、
バルキリーに1年半かかった。」


司会「マクロスありきでバルキリーがあったのか?それとも、バルキリーと言うものが漠然と
イメージがあったんですか?」


河森「マクロスありきですね。バルキリーは間に合うかどうかわからなかった。もしかすると、
バルキリーは登場しなかったかもしれない」


美樹本「ガウォークは、偶然出来たんだよね?」

河森「偶然というか、バルキリーの試作品の時にロックが掛からなくて、ガウォークになった。
それより、苦労したことは、当事、時間がなくて大学の授業中に、美樹本とこっそり企画会議を
やったこともあり、先生に見つかって怒られたこともしばしば。」


美樹本「そのころ、河森はすでにスタジオぬえで働いていたが、自分は仕事を得られるか大学
を卒業できるかの両天秤で危なかった。」


司会「1980年よりも前に生まれたお客さん、手を上げてみてください」
会場の2/3~3/5くらいが手を挙げる。ちなみに私も!

司会「実際に2009年になったけど、どんな感じですか?」

河森「すごいですよね」
美樹本「携帯電話にはびっくりしたよね。」
河森「携帯は、一番ショックだね。劇場版の”愛おぼえていますか”でも、まだ電話に線が
あった」

美樹本「お掃除ロボットは、あったよね」
河森「今あるお掃除ロボット、劇中で登場したお掃除ロボットにそっくりだよね?」

河森「でも、当時の考えでは、この頃すでに、人類が月か衛星軌道にまで上がっている予定
だった。」

美樹本「それは、現実の方が遅かったね。あと、女の子歌手の低年齢化は想像つかなかった
ですね。」

河森「人型ロボットは、ずっとできなかったが、1999年ころになって急に出来始めたのは、
びっくりした。」

司会「マクロスの方が時代が進んでいたって事ですかね」


司会「では、最後に自分にとってのマクロスとは?」

河森「そうですね、歌や三角関係と色んなテーマがあるんですが、自分の中だと、カルチャー
ショック!デカルチャー!なんとかして、デカルチャー体験したい!そのデカルチャーが
マクロスそのもの、と思います。」


美樹本「ほとんどデビュー作と言ってもいい作品なので、またやらせていただけるのはとても
ありがたい。
また、この不景気の中、数年続けれられる仕事をもらえるのはありがたい。
せっかく今やるんだから、今に媚るつもりはないんですが、やっぱり今の自分なりに多少、
イメージをダブらせつつ、少し違ったものをつくりたいと思っている。」

宮武「僕自身が宇宙船の中でデザインを続けていきたいと思っている。」

司会「ありがとうございました」


--完--

と、「超時空トークショー」Aパート・”マクロス誕生秘話”は、以上です。
次の記事では、Bパートを掲載します。


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