開幕前に今年のアルビレックス新潟を考える

さて、Ｊリーグ０８シーズン開幕まであとわずかと迫ってきました。わがアルビレックス新潟はキャ
ンプも終わり、開幕に向けてチーム作りをしている今、今季のアルビレックス新潟について考えて
みたい、と思います。


今季のアルビは、間違いなく゛変革の時゛！エース・エジミウソン、プレイメーカー・シルビーニョ、
アイドル・鈴木慎吾、そして隊長・坂本将貴と主力の退団が相次ぐという昨年６位となったチーム
とは思えない状態に。
しかし、エジミウソン・シルビーニョに関しては、昨年は怪我が多く不在だった時期を堪え、結果を
だして穴を埋めることに成功している。慎吾にしてもシーズン後半にレンタル移籍していた為、戦力
外扱いと見ていい（個人的には、移籍反対だが）、だが坂本隊長の退団は被害が大きすぎる。
そのキャプテンシー、左ＳＢとしての能力も大きいが、今回、彼の退団に関する問題は正直、プロと
して納得がいかない。


以前、神田強化部長がサッカーマガジンのインタビューに「千葉さんな交渉に問題はない、ただ
坂本の残留の決断が急変し、移籍の決意を固めてしまったこと。決意のタイミングも悪かった」
という記事があった。
千葉への恩義があるのは、理解できるし十分悩んだだろうと思うが坂本の決断の遅さがチームに
被害を与えたことは間違いなく、時期的に補強ができなかったのは事実。
プログラマーとして、例えるなら「詳細設計（補強）が終わり、いざコーディング（チーム作り）を始め
ようと思ったらプロジェクトリーダー（チーム戦術の中軸）が私的な理由で離脱」といったところで
しょうか。

正直、社会人（プロ）として認められない。（しかし、プロスポーツがこういった刺激（私的な行動）が
あるからこそ面白い）千葉戦時には、ありったけのブーイングをたたき付けても心は痛まないだろう。
ま、起きてしまったことに悲観してもしょうがないので、それを補ってくれるだろう新戦力に期待した
いと思います。

今年の補強は、主に空いた外国人枠、それに将来有望な新人に力が注がれています。
そんな将来有望な新人の中でも、一際輝く才能がアルビに入団しています。星陵高校の゛鈴木
大輔゛、高校最強ＤＦの肩書を持ちＵ－１７日本代表の中心選手としても期待されており、若い
ながら強烈なキャプテンシーを誇る未来の新潟守備陣の希望と例えても過大評価とは言えない、
と思います

そして、一番の注目はやはり、外国人枠。ブラジル・州リーグ２部のイパチンガからやって来た
アレッサンドロ・ヌネス。実力は、未知数だがキャンプでの動きからボールの引き出し方や動き
出しがうまい、ムービングストライカータイプとのこと。ブラジル選手権セリエBで得点王を獲得
しており、ブラジル国内のビッククラブであるパルメイラスからのオファーを断り、新潟を選択して
います。アルビの外国人のスカウトの目にハズレは少ないので、あまり心配してないんですけどね。

去年までのアルビの攻撃は、エジミウソンの独力突破に依存することが多かった為、中盤の出来
次第のストライカーは、チーム自体の実力が得点という形ではっきりすると思う。チームが不調に
陥ったときの得点不足が気になる。ＦＫの名手がいればいいんだけど。


とにもかくにも、チームのベースとなるのは、現有戦力である以上、去年以上の結果を出すには
現有戦力のさらなる技術・戦術理解の向上が期待される。特にチームの柱となる４人、矢野クィンタ、
本間、チヨタン、北野。矢野には、簡単なゴールを決めれること、本間には、パス供給の安定と
点に直結するプレイの増加すること、チヨタンには、クリアボールを単にクリアするのではなく、
マイボールを意識したクリアを増やすこと、北野には、フィード力の向上を期待したい。
それと゛調子乗り世代゛の台頭にも期待したい。すでに内田・安田両サイドバックが飛び級でＡ代表
で、柏木・デカモリシがＵ－23で活躍しています。亜斗夢・河原にもアルビのスタメンのみならず、
さらなる向上を期待したいと思います。

Ｊ開幕戦の相手は、アルアルダービー（もしくは上越新幹線ダービー）となる、大宮アルディージャ
となりました。大宮は、目立った補強はなかったが小林大吾を中心にポテンシャルの高い選手が
揃っている。しかし、戦力的に分が悪い相手ではない、ましてやたとえアウェーでもサポの力は
負けないはず。
ここは、気持ち良く開幕勝利を飾り、「今年のアルビは、上位チームだ」というところを見せてほしい。

最後に大宮ということで応援に行ける範囲なのでチケを購入してあるのですが、開幕観戦勝率０％
なうえに観戦勝率２割以下な私がいくべきか、非常に悩んでいます。

どうしよー？