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アキバ・サッカー・ガンダムをぬるヲタがのっぺりするブログ
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小説「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」を読み終わりました。
そして、読み終わっての純粋な気持ちは・・・・連邦軍・・・いや連邦政府をぶっ潰したい!!!!
ラプラスの時もそうだ!連邦軍は、何も変わっちゃいない!!!バナージやオードリー、ネェール
アーガマのクルー、スベロア隊のみんなが残した未来への可能性をまったく、なにも活かそうとして
いない。こんなんじゃ、ダメだ!反地球連邦活動に身を投じるしかない!!って、気持ちになりましたw


先日、ひさしぶりに予定のない日曜日をニトって、DVD「機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中
の戦争
」を見て、ガンダムUCの上映で多くの新しいガンダム世代の方が宇宙世紀作品に興味を
もたれる方が増えるのでは?という目論見の元、あざとく宇宙世紀作品のレビューをして
新規ガノタを開拓しようという記事「新しいガンダム世代へ」を掲載しましたが、意外にも(予想通り)
多くの方に見てもらうことができたみたいなので、調子に乗って不定期記事として今後、宇宙世紀
作品をレビューしていこうと思ってます。まぁ、まだまだガンダムオタクとして底が知れてるレベルの
人間なんで、ツッコミどころが多いとは思いますが、ご容赦を。

ということで「閃光のハサウェイ」を再レビューします。(ネタバレ超注意)

100307-hasaway-2.jpg









 



小説版「閃光のハサウェイ」は、当初、小説版「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルト
ーチカ・チルドレン
」(逆襲のシャアの小説版)の続編であって、小説の内容的には正史とは
繋がっておらず、ちょっと前まで正史には「マフティーによるテロが活発化」(←正確な記載
忘れた)という一文だけで、正史認定されていませんでした。
しかし、おそらくGジェネレーションシリーズの影響により、いつの間にか正史認定され、マフティー
の動乱として正確な日程と共に正史に組み込まれました。

100307-hasaway-3.jpg










とりあえず、この小説が発売されたのが1989年(最終巻となる3巻は1990年)とあって、当時の
私は”小説を読む”という高度な文明を持っておらずウホッウホッ、正直、興味がない作品でした。
しかし、「ロードス島戦記」で小説を読むという文明を手に入れ、閃光のハサウェイに大きな興味を
持つにいたるものの、友人から「バッドエンディングだぜ」というネタバレに尻込み。ピュアなキュア
ハートを持っていた私はその一言で、逃げ出す。
しかし、F91の劇場版が終え、機動戦士Vガンダムが放映されるまでの空白の2年間が私に
小説を読ませるだけのヒマと探究心が生まれ、遂に読み始めることに。しかし、待っていたのは
鬱屈とした連邦政府への不満が募っただけ・・・・。あと、小説ってことで富野節が炸裂って感じです。
エロ表現がイキイキしていたクソワロタw 富野、ホントエロオヤジだな(←褒め言葉)

100307-hasaway-1.jpg










逆襲のシャアで、心をかよわせたクェスを目の前で死ぬのを見つめ、またクェスを殺した同僚で
あるはずのチェーンを自らの手で殺してしまう、という過ち・悲劇を潜り抜けた少年が12年という
月日が少年を大きく歪ませてしまった。

正史では、この閃光のハサウェイの記述は
UC0104 02.28 地球上の連邦軍増強。地球上のマン・ハンター組織や、不法移住者摘発を強化。
UC0105 04.09 ミノフスキー・クラフト搭載のMSペーネロペー、月面からオーストラリアに移送。
       04.19 マフティーを標榜する活動家による政府高官専用シャトル・ハウンゼン乗っ取り
            未遂事件。
       04.20 マフティー、オーストラリアのホテル襲撃。Ξガンダム、地球へ移送
       04.21 Ξガンダムとペーネロペー、インドネシアのハルマヘラ島沖で交戦
       04.26 マフティー、「連邦政府調査権の修正法案」破棄を要求し、オーストラリアの
            アデレード開催の連邦中央閣僚会議粉砕を告知。会議場を襲撃するが、
            会場に設置されたバリアーによってΞガンダム擱坐。マフティーのリーダーは
            逮捕されて、法案は可決。
       04.27 第13独立部隊、アデレードに到着
       05.01 反地球連邦組織マフティーのリーダー、マフティー・ナビーユ・エリン処刑される
       06 連邦軍、反地球連邦組織に対する弾圧強化。思想統制も行われる。マフティー運動
          などアングラ化。反地球連邦運動、表面的には沈静化。

小説上では、わずか23日間の物語です。

反地球連邦組織マフティーは、組織としてMSとSFSを保有しているものの巡洋艦などの戦艦を
持ち合わせておらず、ヴァリアントと呼ばれる輸送船での補給・輸送を行い、明確な軍隊行動が
取れずテロリズムによる奇襲攻撃をメインとした戦いしかできない組織。
主人公であるハサウェイ・ノアは、表の顔は植物監察官、しかし、裏の顔はマフティーの表向きな
リーダー。
クェスを殺した(小説版では、クェスを殺したのはハサウェイ)という自責の念により鬱病だった
ハサウェイがクワックサルヴァーと呼ばれるマフティーのパトロンとの出会いによりマフティーとして、
再生していない地球を再び、環境汚染への道を突き進もうとする地球連邦に対し、シャアが唱えた
「ただひたすら人類を産んだ地球を滅亡させてはならない。保全すべきだ」を旗頭にテロ攻撃による
連邦政府高官の暗殺を実行する。
 
とまぁ、前フリはこんな感じなんですけど。
小説の上巻の巻頭には、閃光のハサウェイに登場するMSが掲載されているんですけど、
まぁ、当時は見る目がなかったというか、メカニック関連に追求意欲がなかったせいもあり、Ξガンダム
もペーネロペー、とりあえずかっこ悪いって思ってましたw
でも、のちのちミノフスキー・クラフト搭載機体ってのを知って、徐々に評価が変わっていったんです
けどね。最近、Ξガンダムがカッコよく見えるのは、ほぼジージェネのおかげだと思いますけどw

Ξガンダム

100307-hasaway-4.jpg











ペーネロペー

100307-hasaway-5.jpg











グスタフ・カール

100307-hasaway-6.jpg











メッサー

100307-hasaway-11.jpg











とりあえず、この作品の主人公であるハサウェイが私的には気に食わない。鬱病だったとか、
自分の中のリーダー像を演じて、マフティーのなにから何まで背負い込もうとしてるところとか
いちいち気に食わない。

ハサウェイは、アムロと接することでアムロのニュータイプとして、人類の可能性を信じることを学び、
クェスが惹かれたシャアという人物に憧れた結果、二人の合反する部分を自分の中で昇華する
ことでマフティーというリーダーを演じようしたのではないか?
ゆえにテロリズムという非道な行為の中に、連邦高官以外、極力被害を出さないや、仲間の逃亡
助けるため貴重な戦力であるはずのMS、ましてやガンダムを使ってまでの危険な2度目の強襲を
かけ騎士道のような矛盾した行為をし、身を滅ぼし結果的に目標を達することができなかった、と思う。
(もちろん、マフティーの高承な理想で民意を得るためとも思えるが)
シャアやアムロで出来なかったことを、ニュータイプになりきれない自分を必要以上に低い評価を
して、自分を追い詰めてるとしか思えない。


シャアの反乱以後、鬱病にかかったハサウェイを救ってくれた女性・ケリア・デースにマフティー
だから一人の女性に目を向けるわけにはいかないって、冷たく当ったり。

100307-hasaway-7.jpg











この物語のヒロインである財界の大物の愛人ギギ・アンダルシアが幸運の女神のような存在である
事を感じながら、またギギと言う女性に惹かれているにもかかわらず、マフティーとしての立場で
彼女を受け入れてはいけない、と肩肘をはったり。とりあえず、ひくつなんだよなぁー
↓ギギ、エロすぎw 美樹本先生のイラストは本当にエロいよなぁー

100307-hasaway-8.jpg












最終的には、親友である連邦軍のアデレードの防衛の任についていたケネス・スレッグにマフティー
として捕まるんですが・・・・。アデレード襲撃、1度目でマフティーとしての目的はほぼ達成していた
(正確には、襲撃の前に法案は可決されていて襲撃で可決阻止させることはできなかった)んだから、
そこで撤退していれば、この後の未来も変わっていたかもしれないのに・・・。
最後、本当に切なかったッス。ハサウェイとしてでなく、マフティーとして死んでいく。ハサウェイなら
もっと、大きなことができたはずなのに・・・。

100307-hasaway-10.jpg











ハサウェイの父親であるブライトは、息子がマフティーをやっているなんて知らない。もし知っていたら
どうしたんだろう・・・。止めたんだろうか・・・・。ハサウェイの銃殺をブライトが指揮しなくてよかったん
だろうけど・・・。でも、自分の息子がほんの数十メートル先で銃殺されているなんて・・・・。一年戦争
の英雄、その後の戦いにおいて多いな戦功を残した人物には、あまりにも酷な話だよなぁー。

100307-hasaway-9.jpg












ケネスががんばって、ブライトにハサウェイがマフティーであることを隠し通していたのに、まさかの
連邦軍の上層部のリークでバラされるラスト、マジで連邦潰したいと思ったわ。
ブライト、退役後にレストランのオヤジをやるって言ってたけど、本当はその後にアムロやカミーユ
の戦いを無意味なものにしないためにも政治家になったかもしれないけど、この事件で政治家への
道も絶たれたんだろうなぁー。


ちなみにこちらの動画は数少ない閃光のハサウェイの動画で、ジージェネ内のムービーです。
マフティーが捕まる瞬間ですね




とりあえず、全体的に鬱になる内容です。多くのニュータイプが紡いだ結果がここで途絶えた
と言う感じ・・・。おそらく、ハサウェイには多くのことが期待されていただんろうけど、本人が小さな
世界で物事を考えてしまった結果、みんなが期待されたものとはかけ離れた事をしてしまった
って感じです。
ただ、この作品、たしかに鬱作品でバッドエンディングではありますけど、しっかりとした読み応えと
ガンダムファンをそこそこ納得させる面白さがあります。もともと、小説逆シャアの続編ってことで
多少、アニメと違いがありますが、それでもシャアとアムロの想いを間違って受け取ってしまった
ハサウェイの末路は、本当に悲しいくも切なくもあり、そこから続く次の作品への足がかりになる
作品だと思います。
是非、ブックオフとかで眠っている閃光のハサウェイをたたき起こして、読んで見てください。
オススメです。

さて、次は何を見ようかな。



[関連記事]
新しいガンダム世代へ -機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争- 

 

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コメント
無題
大丈夫。冨野が逆襲のシャアの内容を変えちまったらしいからww
なんでも、クエスが生きてるとか・・・www
【2010/03/11 18:59】 NAME[通りすがり] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
EVOLEVEのヤツですよねー、αアジールに乗ってニューガンダムと
戦って生き残るやつ。あのまま、いい子になってくれりゃあよかったのに
ハサウェイ
【2010/03/12 23:24】


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