ロッソ熊本の昇格に伴うスポンサー問題

現在、Jリーグ加盟のために日本フットボールリーグ（JFL）で戦っている
熊本県をホームとするプロサッカークラブチーム”ロッソ熊本”をご存知
でしょうか？

そのロッソ熊本は、１０月３１日時点でJFL２位というJリーグ昇格条件に
満たす順位につけています。
そのロッソ熊本が昇格を目の前にして、ユニフォームスポンサーについて
Ｊリーグ経営諮問委員会から問題を突きつけられています。












その問題とは、現在ロッソ熊本の胸スポンサーとなっている「白岳」が
Jリーグのスポンサーとしてふさわしくない、と指摘されているのです。

「白岳」とは、熊本県で焼酎メーカーである「高橋酒造株式会社」が
製造している焼酎の名前です。

Jリーグの胸スポンサーには、過去に「モルツ」や「マルハン」、「飯田
産業」、「亀田製菓」、「はえぬき」といろいろと問題(笑える)のある胸
スポンサーがありました。委員会側が自粛スポンサーとして上げている
のが、風俗関係、たばこ、遊技場、美容形成、冠婚葬祭業などらしい
のです。

そこで「白岳」という焼酎が「青少年に悪影響」というのだが、はっきり
いって意味がわかりません。アルコール度数で決まるの？ビール
が良くて、焼酎がダメって。それにマルハンの方がよっぽど、青少年
に悪影響極まりないと思うんですが・・・。

しかし、サッカーファンとして今回の件で大変、うれしい事がありました。
それは、「白岳」の胸スポンサーである高橋酒造株式会社がロッソ熊本の
スポンサーとして認められない、と委員会から指摘されたのに、高橋酒造
が出した答えが

「胸のスポンサーは無理かもしれないが、支援を打ち切る気持ちはない。
は変わるかもしれないが、これまでと同じレベルの支援を続けたい」

「『熊本にＪリーグを』『子どもたちに夢と感動を』というロッソの理念に
共感しているからこそ、支援したいんです」

感動した！サカオタとして、日本サッカーが好きな人間として単純にうれしい。
私自身もJリーグが掲げる「地域密着」という理念の恩恵を受け、アルビレックス
新潟という自分の生まれた土地のプロチームを応援できる、という新しいサッカー
の一面を知る事が出来ました。その喜びが地元企業が主体となって、支援して
くれて、熊本にももっと多くのサッカーの楽しさを知ってくれる人が増えてほしい
と思います。


この素晴らしい高橋酒造の決断に報いるためにも、是非、ロッソ熊本には
Jリーグに参入する条件を満たしてほしいものです。


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